愛媛県今治市のFC今治高等学校 里山校は今年4月に開校した男女共学の私立高校で、学園長はサッカー日本代表元監督の岡田武史だと紹介。FC今治高等学校 里山校ではサッカーを教えるわけではなく、定期テストがなく午後は学校を飛び出して実践学習をする独自のカリキュラムを取って、生徒は卒業後に大学進学だけでなく起業や留学等様々な進路を目指す。1期生34人の約半数が県外出身者で、1月に行われた入試では古田敦也も試験官として訪れている。松木安太郎と岡田武史は40年前に共にサッカー日本代表としてしのぎを削っていた。理科の授業では生徒が自ら関心のあるテーマを決めて調べたことをプレゼンし、他の生徒が質問をすることで学びを深め合う学習方法を取っている。英語・英語の授業では生徒自身がそれぞれ学び方を選んでいる。
岡田武史は人材としてどの要素が求められていて、今サッカー界が必要としているのとこれからの社会が必要としているものはマッチしていて、学校教育をやるつもりはなかったが今治明徳学園から理事長に任命された等と話した。また社会が変わって閾値を超えて元へ戻れなくなっている中でロールモデルないない時代が来て、その時は自分で考えてやってみるしかなくて主体性・チャレンジ精神・適応力が必要になってくる等と話した。主体性を育む教育の一環で四国88ヶ所を廻る歩き遍路を実施しており、ルートや食べるもの・寝泊まりの場所などを全て自分たちで考えるという。岡田学園長の目指すのは主体性を持って人を巻き込むキャプテンシップを持ったリーダーの育成で、そのためにアート・スポーツ・経済等の第一人者を招いて特別講座を開設している。