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「アシハラガニ」 のテレビ露出情報

東京の東部にある二つの公園。葛西海浜公園と葛西臨海公園、合わせて500ヘクタールほどの広さを誇り、都内屈指の広さになる。埋め立てなどで自然が少なくなった東京湾の自然を蘇らせようと30年前に誕生した。四月中旬、葛西海浜公園では干潟が500メートル先まで広がった。干潟にはホウロクシギが訪れ、羽を休める。この時期は渡り鳥などが羽を休めることも多い。クロツラヘラサギはそんな中でも珍しい鳥で、まもなく繁殖地の朝鮮半島に向かうことになる。一方の葛西臨海公園は木々が植えられ、干潟となった下の池では様々な生き物が確認できる。海の潮が満ち、池の水位が上がるとサギが取り残された魚をとらえに訪れる。生き物たちでにぎわう池の隣には海とつながらない淡水の上の池がある。淡水の池にもオオバンなど多くの水鳥が確認できる。またそんな水鳥に引き寄せられ、オオタカも訪れる。
5月下旬、葛西海浜公園に初夏の日差しが降り注ぐ。コアジサシが繁殖のため南半球から渡ってきた。また葛西臨海公園の淡水の池ではオオヨシキリが巣を作り、カルガモには雛が生まれた。既に雛は自分でエサを取れるようになっており、8月頃独り立ちを迎える。都会で人の手によりよみがえった自然は、多くの鳥をはぐくむ楽園となった。

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