「酒・食事処 大」を経営する飯田さん達。貴美子さんが接客などを担当し、料理は大貴さんが担当。メインに据えたメニューはハンバーグでサラリーマンたちの活力となる。夜になると大貴さんこだわりのお酒とそれにあった一品料理を提供している。ようやく黒字の月も出てくるようになった矢先、店で水漏れが発生し営業ができない状態になっていた。大貴さんは小学生の頃は弁護士になると話していたが10代の時に「ぼくは不幸なのかもしれない」など書いた詩を書いていて不登校になったという。その後周囲に馴染めず激しいいじめにあっていた事が判明した。精神科を受診した大貴さんには「アスペルガー症候群」の疑いがあると診断される。アスペルガー症候群は発達障害の一つ。発達障害と分からず追い詰めてしまった貴美子さんだったが、大貴さんが料理を作ってあげた時に「すごく おいしい」と言ってくれたことから良い傾向に転機したきっかけも貴美子さんだった。2020年1月に「菊坂のやさしいごはん」を開店。2022年3月に閉店したが心機一転し酒・食事処 大を開店した。
経営は最初からうまくいくはずはなく家賃を払えない月もあり支払いを待ってもらうことにしたり、大貴さんが料理のみで生活できるよう支えてきた貴美子さん達は夜の営業を始め、グルメサイトでも高評価がつくなどお客がつくようになってきた矢先の出来事だった。充明さんは話を聞いて補修の話は進んでいると2人に伝えた。また歯科医を辞めた充明さんは2人のちからになるため、休憩時間を利用した喫茶営業。実は充明さんは歯科医の休憩時間中に珈琲を入れる練習を行っていた。一方、貴美子さんが気にしているのは大貴さんの将来で「自分が背負わなきゃいけない時が来た」と受け入れらエないところもたくさんあるでしょうけども、現実のそれが迫っていると話す。大貴さんもその状況を理解し準備は出来ているが不安は拭えないなど話す。さらに接客に関しても大貴さんの他人への苦手意識から貴美子さんに任せっきりの状態となっている
2024年4月、水漏れは悪化し事態は深刻化していた。貴美子さんも指針的に参っちゃうと弱音を吐く。さらに雨風が強い日、漏電で電力会社が止めているかどうかは分からないが停電。営業が出来ないためこの日は自宅へ帰宅。大貴さんはお客さんに料理を提供できないことがとてもショックであると話した。そしてお店の大規模修繕を行うという連絡が入りお店は無期限の休業に入る。