フィデリティ投信・重見吉徳の解説。アトランタ連銀のリアルタイムGDP予測によると4−6月期の実質GDP成長率は前期比年率換算でプラス2.7%と予想されており堅調な数字が期待されるというところだと思う。ただ最近のGDP統計からはアメリカの長期的な先行きについて少し気がかりなデータもあると考えている。GNI(国民総所得)の成長率は2022年の終わり以降GDP成長率よりも平均して1.7%も低くなっている。アメリカにとってみると海外から受け取る所得よりも海外への所得の支払いが増えてしまっているという状況。アメリカにとっては覇権の維持と財政の持続性の2択を迫られている。ふくおかフィナンシャルグループ・佐々木融の解説。日本投資家の外国株投資が毎月1兆円ぐらいのペースで出ているところが注目されている。毎日のデータを見ると7月ちょっとまた増えてきているような感じ。もしかするとここから円キャリートレードの巻き戻しがある程度終わり円安局面になる時に両方で円安圧力が強まってくる可能性はあると思う。