野生のパンダは長い間絶滅の危機が心配されており、世界各地で繁殖のためのプロジェクトが進められてきた。アドベンチャーワールドは困難だった自然交配によって16頭の子どもを誕生させ、世界的に注目された。アドベンチャーワールドには1994年にオスの永明とメスの蓉浜が来日した。2頭は繁殖と共同研究のために貸し出されたパンダだった。当時動物園には野生動物を保全する拠点としての役割が求められるようになっていた。白浜では1980年頃からチーターやペンギンなどの繁殖に実績があったため、パンダの貸し出しが実現した。パンダの人工授精はメスの体に負担をかける上に子育てを放棄するリスクが高まるもので、自然交配が望ましかった。ただそれまで自然交配は日本での成功例はなかった。2001年にやってきた2代目のメス梅梅と永明の自然交配が成功し、オスの赤ちゃんが生まれた。その後も自然交配で双子を出産した。野生のパンダは双子が生まれると元気な方だけ育てて片方は死なせてしまうといい、世界の動物園ではこれまで双子の片方を取り上げてからすり替えることで交互に育てさせてきた。しかし梅梅は2頭とも育てようとしていた。飼育日報ではパンダの行動を分刻みで24時間365日記し続けてきた。また家族が増えるのに伴いできるだけ自然に近い状態で生きられるよう、パンダ舎を新設した。
住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
URL: http://www.aws-s.com/
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