シルクロードは人類史上最大級の交易路。その中で中央アジアの3か国を通るルートに世界遺産が点在している。まずはウズベキスタン。古来、ザラフシャン川の水を巧みに利用してきた。紀元前まら水路を引き、農業が盛んだった。ブドウなどシルクロードを通じて伝わった作物が今も栽培されている。世界遺産「サマルカンド 文化の交差路」。サマルカンドは青の都と呼ばれ、美しく青タイルは東西の技術が融合して生まれたもの。青の都が築かれる前、ここには別の古代都市があった。アフラシブ遺跡から都市を築いた人たちの壁画が見つかっている。それは、今は消えてしまった民族の姿。古代シルクロードの商人・ソグド人、7~8世紀の活動が最盛期とされている。ソグド人の実態を解き明かそうとしている日本人がいる。