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本日の世界遺産はウズベキスタン・サマルカンドで高精細8Kカメラで撮影など放送内容を伝えた。
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- サマルカンド(ウズベキスタン)
本日の世界遺産はウズベキスタン・サマルカンドの中心地が世界遺産エリアとなっている。大河ザラフシャン川に沿ってシルクロードが通っており、早くから水路がつくアレ昔から農業が盛んとなっている。サマルカンドの北東のある霊廟郡「シャーヒ・ズィンダ廟群」はイスラムの大切な巡礼地で中はありとあらゆる青が日差しなどによって色を変えていく。青はイスラムにとって神聖な色となっていて、偶像崇拝は禁止されている事からタイルには幾何学模様や植物を描いて天国を表現。最も美しいとされるのが「シャーディムルク・アカ廟」で幻想的な空間が広がっている。巡礼者が一度は訪れるクサム・イブン・アッバース廟には重要な墓があり、特別に入らせてもらった。墓はムハンマドのいとこであるクサム・イブン・アッバースでイスラムの聖人が眠っており巡礼に訪れている。
霊廟を青で彩るため15世紀にイランのタイル職人を呼び制作している。現在もその技術を受け継いでいる工房では一度焼いた陶器に絵付けをしていき、窯で焼くことで濃い青に変化する。
サマルカンドの中心「レギスタン広場」。かつては砂地だったが15世紀から17世紀にかけてティッラ・カーリー神学校などが作られた。シルクロードは東は日本から西はヨーロッパを結んだ交易路でそのほぼ中心にサマルカンドが存在する。7世紀の壁画にはソグド人と呼ばれる交易の民が描かれている。むき出しになっている岡にはソグド人の都市跡であるアフラシブ遺跡が存在する。建物は日干しレンガで作られており交易のための市場も存在したという。
丘の脇には当時からある水路が流れており、澄んだ水が湧く水飲み場もあり今も人々が利用している。栄えたサマルカンドだが13世紀にはモンゴル軍に侵攻されソグド人の都市は廃墟になった。sの伍14世紀から15世紀の間はティムール帝国が領土を広げた。ティムールは帝国中から優れた技術者を集め都の建設にあたらせ現在まで続く青の都が作られた。その中心に作られたのいたレギスタン広場である。今回特別な許可を得てティッラ・カーリー神学校のモスクなどを撮影した。
サマルカンド郊外ではインドから伝わった綿花の栽培が行われている。文化の交差路ならでは伝統刺繍は「スザニ」は土地ごとに柄が異なり、サマルカンド周辺では黒い糸を使うのが普通で代々女性達に受け継がれてきた。ある家庭で保管されている大切なスザニを見せてもらった。サマルカンドは東西文化が融合したイスラム建築の傑作群が評価され世界遺産に登録された。
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。