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「ノーベル化学賞」 のテレビ露出情報

関西から2人のノーベル賞受賞者が誕生。ノーベル生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文特任教授とノーベル化学賞に京都大学高等研究院の北川進特別教授が受賞。2人は大きな共通点があるという。北川特別教授は発表したらそんなの本当かという感じて非常にたたかれた。涙か汗かわからないという経験をした。坂口特任教授は我々としては自信があった。あんまりいい評価にならなかったと述べる。北川の転機となったのは1989年。作りたかったのは穴が開いていない密度の高いもの作る努力をしていたが、出来上がったのは穴だらけの失敗作。無用の用がターニングポイントとなる。この穴をうまく使えば空気中から二酸化炭素など狙った物質を自在に操ることができるかもしれないと考える。ところが、学会ではそんな都合のいいものがあるはずがないとバカにされる。
生命科学の分野で30年以上前に世紀の大発見をしていた坂口もまた苦しい日々を送っていた。共同研究者の浅野医院・浅野院長は、あまりいい反応ではなかった。むしろ反対で、懐疑的な意見が多かったと述べる。坂口が成し遂げた大成果とは制御性T細胞の発見。T細胞の暴走を抑え免疫異常を起こさないよう調整するもの。アニメ「はたらく細胞」にも登場する。免疫細胞は体内の警備員。なぜか自分の細胞を攻撃してしまいアレルギー反応などを引き起こすことがある。ならばその警備員を制御する上司のような存在がいるのではと考え実際に発見してしまう。ところがそんな都合のいい細胞があるわけないと一笑に付される。
同じような境遇に苦しむ2人はどう乗り越えたのか?北川の助手になるため、採用面接に行った東京大学大学院工学系研究科の植村教授は君は酒を飲めるのかと。人並みにはと答えると、よし採用ということになったと述べる。北川は後輩が悩んでいると「サイエンスやで」と言っていたという。どんな逆境も冗談で乗り切るポイティブぶり。トラブルもめげないという。北川は誰もが考えてこれは絶対無理だろうというようなことをチャレンジして、それを実現していくことによってまだ新たな発展があるんじゃないかというふうに思っていたと述べる。北川が発見した多孔性金属錯体はガスや二酸化炭素などの目に見えない物質を自在に抱え込んだり放出できる。プロパンガスのボンベも多孔性物質を使えば、殺虫剤スプレー缶ほどの大きさにできるかもしれないという。
坂口氏の少年時代は変わり者。弟の雪也さんによると、夏休みの日記をローマ字で書いていた。同級生はマイペースと述べる。苦境の乗り越え方も北川とは全く違った。妻の教子さんは共同研究者でもある。仲の良さについて、兄は一心同体と述べる。受賞会見で坂口特任教授は重要な判断をしないといけない時に楽天的に構えることができた。彼女の存在は大きかったと述べる。妻は2000年ぐらいまではあまり認められていなかった。それでもそれなりにわくわくして、それに積み重ねでここまで来たと述べる。坂口が発見した制御性T細胞が正常な細胞への誤った攻撃だと伝えればいい。逆にがんなどへの攻撃に対してももっと強めると命令を出せばいい。制御性T細胞をコントロールできれば医学の常識を覆してしまう。
未来の科学者を目指す若者たちに言葉を残す。坂口氏は2年前、母校であるびわ南小学校で小さな後輩たちに贈った言葉。どんな職業でも自分はこれをやりたいなと思ったら、しっかりそういうものになろうと夢を持ってしっかり勉強して時間がかかっても我慢してそういう夢を実現するということ。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年12月11日放送 17:00 - 18:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン(ニュース)
ノーベル化学賞を京都大学の北川さんとともに受賞したオマー・ヤギーさん。ヤギ-さんは厳しい環境に生まれながら北川さんの良きライバルとして研究を続けノーベル賞に輝いた。ヤギ-さんが評価されたのは金属有機構造体開発への貢献で、化学産業などで活用されているほか様々な分野への応用が期待されている。ヤギーさんは金属有機構造体が空気中から水を作り出す材料になり得ると気づい[…続きを読む]

2025年12月11日放送 15:49 - 19:00 TBS
Nスタ(ニュース)
ノーベル賞の授賞式がスウェーデンで始まった。科学賞の北川進さんと生理学・医学賞の坂口志文さんにメダルが授与された。その後2人は晩餐会へ。約1300人が出席し、オーケストラや受賞者によるスピーチなどが行われた。振る舞われたコース料理は、前菜に黒トリュフが添えられた「ポルチーニ茸のスープ」、メインはヒラメやホタテを使い繊細に仕上げた一品。料理のラストを飾るデザー[…続きを読む]

2025年12月11日放送 15:42 - 19:00 フジテレビ
イット!All news 4
ストックホルムでノーベル賞授賞式が行われた。ノーベル化学賞の北川進さんと、生理学・医学賞の坂口志文さんは、燕尾服を身にまとい約1500人が見守る中、スウェーデンの国王から記念のメダルと症状を授与された。式の後には晩餐会が開かれ、バイオリンなどの生演奏や光の演出の中、料理を楽しんだ。ノルウェーで開かれた平和賞の授賞式に、平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マ[…続きを読む]

2025年12月11日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース大阪局 昼のニュース
北川進さんが住む大阪・寝屋川の国松緑丘小学校では、北川さんのノーベル化学賞受賞を記念して研究成果を学ぶ特別授業が行われ、6年生26人が参加した。授業では理科の教員が北川さんが開発した「多孔性金属錯体」と呼ばれる極めて小さい穴を多く持った材料について説明。児童からは驚きの声や有毒な気体を閉じ込めることができれば安全にも役立つといった意見があがっていた。

2025年12月11日放送 12:00 - 12:15 NHK総合
ニュース(ニュース)
ストックホルムではじまったノーベル賞授賞式。坂口志文さんと北川進さんは記念のメダルと賞状を贈られた。授賞式の後取材に応じた坂口さんは、皆様から拍手をいいただいて光栄でした、私の人生で特別な日になる、うれしいと話した。この後、2人は晩さん会に出席した。2人は今夜、日本大使館主催の記者会見に出席する予定。ノルウェー・オスロではノーベル平和賞を受賞したベネズエラの[…続きを読む]

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