仙台市の八木山動物公園で6年間飼育されていたアフリカゾウの花子が秋田市の動物園に帰ることになり、きょう出発した。花子は2018年繁殖を試みようと仙台市で飼育されていた同い年の雌のアフリカゾウリリーと交換する形で、秋田市の大森山動物園から八木山動物公園に移された。しかし繁殖の可能性がなくなってきたことなどからそれぞれ元の場所に戻すことになった。八木山動物公園ではきょう高さ3メートルのコンテナに入った花子をクレーンを使って輸送する車両に移していた。午前11時過ぎには来園者から贈られた寄せ書きを持った関係者が手を振って見送った。花子は、きょう午後3時ごろ秋田市の大森山動物園に到着する予定。一方のリリーは、おととい八木山に帰っていて今月9日から一般に公開される予定だという。