長年、自民党が議席を守ってきた“保守王国”鹿児島で、自民党の重鎮で現職の娘が野党第1党の後押しを受けて出馬。情勢調査では自民党候補を凌ぐ勢いだと判明。世界自然遺産にも登録されている徳之島で、無所属の新人で立憲民主党が推薦する尾辻朋実候補が奔走していた。父・尾辻秀久氏は自民党の現職で、小泉純一郎内閣で厚生労働大臣を務め参議院予算委員長を歴任した重鎮。84歳の今、体調不良を理由に参院議長を辞任し、今期限りで議員を引退する。娘の朋実候補は自民党県連の公募で選ばれず、立憲民主党の推薦を受けて無所属で出馬した。スローガン「虫の目」は、弱者に寄り添うという父の政治信念。鹿児島は自民党の森山幹事長が盤石の支持基盤を誇ってきたお膝元でもある。自民党から出馬したのは、菅元総理派として知られる園田修光候補。FNNの情勢調査では、尾辻候補にリードを許している。先週月曜日に石破総理が応援に駆けつけ、園田候補の実績をアピールした。さらに小泉農水大臣が応援演説にやってきた。
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