これから暑くなる季節に食べたくなるウナギ。そのウナギを完全養殖したものがきょうから一般向けに試験販売される。味や価格が気になる完全養殖のウナギ。卵から人間の手で育てた完全養殖のウナギを蒲焼きに加工してイオングループのECサイトなどで販売する。値段はサイズによって変わるが、1尾5000円程度。卵からレプトセファルス、シラスウナギ、クロコ、成魚へと姿を変えながら成長する。この過程の中で通常の養殖は天然のシラスウナギを捕まえ成魚まで育てる。シラスウナギの漁は船の上から光で川面を照らす光景から冬の風物詩として愛される地域もあるが、天然のシラスウナギ漁は年によっては厳しい不漁となり、ウナギが高騰することも。しかし、完全養殖は成魚から卵を産ませ、人工的に孵化させるため、天然資源を守りつつ、安定的なウナギの供給につながる技術。完全養殖自体は16年前には成功していたものの、10年前時点でシラスウナギ1尾を育てるコストは4万円と高額だったが、研究が進み1尾あたり1800円まで抑えることに成功。完全養殖ウナギを育てた水産会社の社長は「住まいが養鰻場の中にあり、ウナギとともに暮らしているんで、私たちにしか分からないウナギが発するサインや経験がある」などと話した。
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