大谷翔平のリアル二刀流は、今では当たり前だが、二刀流誕生の裏には、生みの親とも言えるヒーローの存在があった。今から8年前に行われたエンゼルスVSアスレチックスの試合で、大谷はMLB初登板となったが、スタメンの中に大谷の名前がなかった。MLB移籍当初、登板日は投手に専念する形となっていた。リアル二刀流が始まったのはメジャー移籍から4年目のときで、元エンゼルス監督のジョー・マドンがリアル二刀流誕生の立役者となった。リアル二刀流を支持した理由について、マドンは「30年前、マイナーチームの監督をしていた時、デショーン・ウォーレンという選手なら二刀流ができると思っていたが、チームの幹部から二刀流の許可が下りなかった。2つの素晴らしい才能を持つ選手がいたら、どうにかして生かすことが大事だと強く思うようになった」などと話した。30年前の後悔を繰り返さないため、2021年4月4日に行われたホワイトソックスとの試合で、マドン監督は周囲の反対を押し切り、大谷をリアル二刀流で起用。初回を無失点で抑えると、最初の打席でホームランを打ったことで周囲の見方も変わったそうだ。リアル二刀流が誕生した2021年、大谷は投手として9勝、打者として46本塁打を記録し、自身初となるリーグMVPも獲得した。しかし翌年、チームの成績不振を受けてマドン監督が突然解任されることになった。マドン監督解任後に出場した試合では、二刀流という道を切り開いてくれた恩師への思いが込められていた。
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