日本で唯一海を専門に学べる国立東京海洋大学。今回の開拓者は魚の養殖技術を30年以上研究している吉崎悟朗さん。去年、さかなドリームというスタートアップ企業を立ち上げた。吉崎さんが研究しているのはある魚から全く別の魚を誕生させる代理親魚技術。精子と卵の大元になる生殖幹細胞を別の種類の魚に移植するとその魚の精子と卵から元の魚が生まれるという。2020年に試験管の中で生殖幹細胞を増やすことに世界で初めて成功した。 いま太平洋クロマグロは絶滅の危機に瀕している。人間の乱獲により減り続け準絶滅危惧種に指定されている。
なぜ別の魚に産ませようと思ったか聞くと、吉崎教授は「サバがマグロを産むようになれば小さな水槽でマグロが生産できる」などと話す。研究はサバ科のサバのグループを代理の親にしてマグロの精子を作るところまでが今できるようになったこと。今度は母からマグロの卵をとるのが残り半分のミッションだという。マグロの精子を作るまでに20年かかっている。ミヤコタナゴとは全く別の魚のアブラボテに生殖幹細胞を移植することで絶滅危惧種の繁殖に成功した。
なぜ別の魚に産ませようと思ったか聞くと、吉崎教授は「サバがマグロを産むようになれば小さな水槽でマグロが生産できる」などと話す。研究はサバ科のサバのグループを代理の親にしてマグロの精子を作るところまでが今できるようになったこと。今度は母からマグロの卵をとるのが残り半分のミッションだという。マグロの精子を作るまでに20年かかっている。ミヤコタナゴとは全く別の魚のアブラボテに生殖幹細胞を移植することで絶滅危惧種の繁殖に成功した。