米国・ハリス副大統領は秋の大統領選挙に向けて初めて経済政策を発表した。ハリス副大統領は16日「大統領に選出された、すべての国民のために生活コストを引き下げ、経済的な安定を高めることを最優先にする」と述べ、中間層を経済的に支えることを目指す初の経済政策を発表。住宅価格を引き下げたり、企業が食品を不当に値上げしたりしないよう取り締まりを強化したりする。ハリス副大統領は中間層を重視する姿勢を打ち出すことで物価高への不満を和らげたい狙いがある。一方、トランプ前大統領はSNSにハリス副大統領が大統領を務めたら「物価は100倍悪化するだろう」と批判し、「より多くの現金と低い税金を望むならトランプに投票しよう」と呼びかけた。