米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は7日、政策金利を0.25%引き下げることを決めた。FRBは声明で、政策金利の引き下げについて「インフレ率は2%の目標に向け進展しているが、依然としてやや高止まりしている」と説明した。利下げは2会合連続で、今回の利下げはインフレの沈静化や雇用の減速傾向を考慮したものとしている。また、「追加の金利調整を検討するにあたり、最新の指標などを慎重に精査していく」として、利下げの継続に含みを持たせた。FRB・パウエル議長は会見で、米国大統領選挙の結果について「短期的には政策決定に影響を及ぼさない」と述べた。また、トランプ次期政権から辞任を求められた場合の対応を記者に問われると「辞任しない」と明言した。