日本製鉄によるUSスチール買収計画にバイデン大統領が中止命令を出した件を巡り、今週月曜日にトランプ次期大統領がSNSで改めて売却に否定的な考えを示した。一方投稿文は「なぜ今売るのか?」という疑問を呈す形であり、大統領選期間中の「完全に反対」という強い表現から態度が軟化しているとの指摘も出ている。このためUSスチール側からは大統領就任後にトランプ氏が売却を容認するのではとの声も出ていて、専門家は「今後石破政権がトランプ政権と交渉する中で売却容認が外交カードの1つになる可能性は考えられる」との見解を示している。