沖縄国際大学に米国軍ヘリ墜落事故から20年、オスプレイ配備などめぐり今も懸念の声が上がっている。2004年8月13日、普天間基地を飛び立ったアメリカ海兵隊の大型輸送ヘリコプターが沖縄・宜野湾市にある沖縄国際大学に墜落し炎上。乗組員3人のうち重傷1人、軽傷2人を負った。沖縄国際大の学生や住民にけが人なかったが、周囲の住宅に部品が落下するなどの被害がでた。日本の民間地で起きた事故にもかかわらず、アメリカ軍が事故現場を占拠。日本の消防や警察や学生らも締め出された。「日米地位協定」に関する取り決めでは、どんな場所であってもアメリカ軍の財産について日本は捜索・差し押さえ・検証する権利を持たない。相次ぐアメリカ軍機による事故。普天間基地に隣接する市街地は常に危険と隣り合わせの状態が続いている。