将来、人類が火星で暮らすことを想定し火星の環境に似せた施設で1年間の隔離生活をするNASA(米国航空宇宙局)の実験が6日に終了した。去年6月から実験施設の中で生活を続けた生物学者ら4人が姿を現すと拍手で迎えられた。生物学者・ケリーハストン氏は「このプロジェクトの一員であることを誇りに思っている」とコメント。3Dプリンターで作られた施設には火星での食料の自給を想定して、キッチンや菜園といった空間が備えられ野菜の栽培など様々な実験が行われた。NASAは実験で得られたデータをもとに宇宙飛行士が火星に滞在した際の健康状態への影響や食料調達のシステムなどについて調査する。
URL: http://www.nasa.gov/