1とその数でしか割り切れない素数と呼ばれる数についてこれまで知られていた最大の素数より1600万桁余り多い新たな素数が6年ぶりに発見された。新たに発見された素数は2の1億3627万9841乗引く1と表される数。十進法で書くとおよそ4100万桁ある。1とその数自体でしか割り切れない素数は小さいものが2、3、5、7…と続き無限に存在することが数学的に示されているが規則性は見つかっておらず大きな素数を新たに見つけるのは困難となっている。今回見つかった素数は今月中旬、米国の半導体大手、エヌビディアの元従業員が世界17か国にわたって結ばれたコンピューターを使って発見しその後、各国の有志で作るグループがさまざまな方法で検証を進めた結果、今月19日に確かめられたということだ。新たな最大の素数の発見はおよそ6年ぶりのことでこれまで知られていた素数より桁の数は1600万桁余り多くなった。今回の発見者には有志のグループから日本円で45万円余りの賞金が贈られるが発見者は教育機関に寄付する予定だという。