コメの輸入は政府が輸入するものと、民間企業が輸入するものがある。政府の主食用のコメの輸入量は年間最大10万トンで、去年12月までにすべて落札し、7年ぶりの完売となった。民間企業の輸入には高い関税がかかるが今年度、去年12月までですでに昨年度1年間より100トン増えている。コメの販売店では輸入米の引き合いが強まっている。東京千代田区にあるコメの販売店では、アメリカ、タイ、パキスタンの3種類の輸入米を扱っている。政府が関税なしで輸入したアメリカ産のコメは粒が大きめで細長く、1キロ当たりの販売価格は600円程度と今は国産米より割安である。今後、需要が強まれば関税が上乗せされた民間の輸入米の扱いも検討するとしている。