スペインはヨーロッパの中でも、経済が好調な国。2026年の経済成長率の見通しは、アメリカや日本を上回り、先進国やユーロ圏の中では、トップクラス。しかし、その裏には、オーバーツーリズムや、移民の増加など、様々な問題も抱えている。中でも今スペインで最も議論を呼んでいる社会問題が、移民受け入れ問題。日本でも少子高齢化による労働食不足を補うために、外国人の受け入れは避けられない一方で、外国人が増えたことで各地で外国人がかたまり、コミュニティを形成。それに伴い、一部で地域住民との摩擦やトラブルに発展することも。一方スペインでは、今年7月、とんでもない事態に。海から続々と、岸辺にあがる人々。一面を埋め尽くすほどに。これは7月30日、スペインのセウタから届いた映像。隣接するアフリカのモロッコから、この1週間で6万人以上の不法移民が泳いで入国した。スペインセウタは、隣接するモロッコから不法移民が入らないように国境のフェンスがあるが、フェンスを避けるために、海を渡って、国境を迂回。日本の場合、年間9700万人が訪れるスペイン。その観光都市、サグラダ・ファミリアがあるバルセロナで調査。移民街の様子を調査する。ビルの壁には落書きがいっぱい。バルセロナの中心部だが、多国籍なエリアが存在している。大半は、正規の手続きで入国し働く移民の人達。しかしその一方で、不法移民も増え続けている。コロナ禍の時に、金がなくなった一部の移民が、窃盗や強盗に手を染めてしまった。日本と同様、スペインでは少子高齢化が社会問題となっており、労働力の不足が叫ばれている。バルセロナ近くの村出身、内装業の棟梁、ジョルディさん51歳。一緒に働く部下たちの出身国は、エクアドル・コロンビア・パラグアイ、3カ国ともスペイン語が公用語。言語が同じという理由で、南米からの移民も多い。「ちゃんと働いて悪いことをしないなら、どこで生まれたかは関係ない」とジョルディさんは言う。現在、スペインでは7人に1人が外国籍。積極的に移民を受け入れてきた。それでもまだまだ労働食不足だという。すると、スペイン政府は、労働食不足を賄うために、賛否両論、日本では考えられない衝撃の政策を打ち出した。
