長澤まさみ主演、ゾクゾクするドールミステリー「ドールハウス」。5歳の娘を事故で亡くした佳恵と忠彦。ある日たまたま立ち寄った骨董市で佳恵は娘に似た人形を購入。佳恵は人形にアヤと名付け世話をし元気を取り戻していく。そして、2人の間に新たな娘・真衣が誕生。やがて夫婦は人形のアヤに見向きもしなくなっていった。真衣が5歳になったある夜、一家に理解不能な出来事が起こり始める。捨てても捨てても何故か戻って来る人形に隠された秘密とは。そして解き明かされる衝撃の真実とは。ドールミステリーの主役・人形のアヤについて、瀬戸康史は初対面では怖かったが今はかわいいという。長澤まさみは「お芝居の対象が人でなくても想像力が働いてグッと気持ちが入っていく」などと話した。原案・監督・脚本を務めたのは、ウォーターボーイズやスウィングガールズなど青春コメディの大ヒット作を生み出した矢口史靖。長年ミステリー作品をやってみたいと本作の脚本を書き上げ、ドキッとする衝撃作に初挑戦。オファーを受けた感想は、長澤まさみはコメディじゃないんだと思ったという。怖いは怖いが物語の奥にある思いに心を動かされたという。瀬戸康史は、最初に脚本を読んだときは切なさと悲しさの方が大きかったが、ラストで見る人によっていろんな捉え方ができる作品だと感じたという。今回2人が苦労したという撮影が、アヤの秘密を追ってある島にたどり着くシーン。自然の中の撮影だったので、暴風の日で砂が顔やら口やらに入ってきて、メイクさんがよごしもいらないと言うほどだったという。