アリゾナ州立大学のブリアン・ファーズ教授は学生に対して、「女性は体毛を伸ばし、男性は剃る。これを10週間続け、周囲の反応、感じたことを記録せよ」と課題を出した。生徒の1人、ステファニーさんは脇毛を生やしたまま結婚式に臨もうとしたが、激高した母親に剃られてしまった。女性としての見た目、振る舞いを期待されていたことを実感したという。ダニーさんは剃り方が分からず、周囲に助言を求めた。その後、マニキュアを塗るなど、自らの気持ちに正直に向き合うようになったという。マイカさんは女性、男性でもないと感じ、脇毛、すね毛を伸ばしていた。課題の期間中、体毛が見える格好で外出したところ、誰からも何も言われなかったといい、気にしていたのは自分自身だったという。マイカさんはトランスジェンダーの男性で、毛がある自分に自信を抱いている。