- 出演者
- 安田章大（関ジャニ∞） 井上咲楽
今回のテーマは「毛」。体毛とどう向き合っていけばいいのか。
井上咲楽は眉毛が繋がっていたなか、中学校では眉毛を剃るのは校則違反だった。職員会議が開かれ、先生が井上の眉毛の一部だけ剃るということが認められたという。また、井上は10代の時から脱毛にお金をかけ、衣服よりも費やしていたという。一方、ナレーションのきゃりーぱみゅぱみゅは眉毛が薄く、まつげが細く、体毛に憧れを抱いていたという。
ブラジルでは体毛の処理に熱心な人もいれば、腕の毛は残すのが好きという人もいる。毛を脱色する方法の1つに「ムーンバス」があり、肌にうるおいも与えてくれるという。様々な人種が混在するブラジルでは肌の色も様々で、毛の処理に関しても同様。見た目の違いが受け入れられているという。ミスコンテストのブラジル代表に選ばれたことがあるアネ・カロリネさんは毛を剃ろうと考えたことはないという。
安田章大は体毛の脱色に関心が芽生えたといい、井上は脱毛してツルツル、脱色など、体毛の処理に関してファッションと同じだと思ったという。「女性だから脱毛するのが当たり前」、「男なのに脱毛して」といった考えがはびこっている他、安田は「アイドルはヒゲを生やしたらイカン」、母親からは長髪を窘められたことがあったという。
アリゾナ州立大学のブリアン・ファーズ教授は学生に対して、「女性は体毛を伸ばし、男性は剃る。これを10週間続け、周囲の反応、感じたことを記録せよ」と課題を出した。生徒の1人、ステファニーさんは脇毛を生やしたまま結婚式に臨もうとしたが、激高した母親に剃られてしまった。女性としての見た目、振る舞いを期待されていたことを実感したという。ダニーさんは剃り方が分からず、周囲に助言を求めた。その後、マニキュアを塗るなど、自らの気持ちに正直に向き合うようになったという。マイカさんは女性、男性でもないと感じ、脇毛、すね毛を伸ばしていた。課題の期間中、体毛が見える格好で外出したところ、誰からも何も言われなかったといい、気にしていたのは自分自身だったという。マイカさんはトランスジェンダーの男性で、毛がある自分に自信を抱いている。
- キーワード
- アリゾナ州立大学アリゾナ州（アメリカ）
井上咲楽は電車内、ネット上で脱毛の広告をよく目にしてきた。番組に寄せられたご意見には体毛の濃さが災いし、運動部に入部、友人との旅行、好きな人への告白を諦めたという人もいる。井上は脱毛に8年を費やし、何年もかかるという絶望感を味わったという。
ハルナーム・カウルさんはヒゲを伸ばした最年少女性として、ギネス世界記録に認定された。多嚢胞性卵巣症候群により、10代の頃からヒゲが生え始め、いじめを経験した。ヒゲを処理するなか、自らの身体を呪ったこともあったという。だが、16歳の時に伸ばしてみることを思い立ち、ヒゲに名前をつけた。今では自らの身体を受け入れ、肯定する大切さを伝える活動をしている。
エスター・カリクステ・ビアさんは10代の頃から胸毛が生え、毛の処理に労力をかけてきた。母親からは「美のために苦しみに耐えねば」と言われてきたという。22歳の時に処理をやめ、胸毛を美しく見せるドレス姿をSNSに投稿。また、コートジボワールのおばからは「アフリカにおいて、体毛は女性らしさ、成熟を示すもの」と言われたという。現在、ビアさんは女性と体毛をテーマにした作品を発表するアーティストとして活動。体毛は体を美しく見せるアクセサリーだと捉えている。
井上は脱毛に時間をかけてきたが、唯一、脱毛していないのは眉毛。いずれ、眉毛に対する自らの考え方が変わると思っていて、眉毛を伸ばすことに関しては朝飯前だという。きゃりーぱみゅぱみゅは番組をきっかけに体毛について考えさせられ、愛でて育ててみようと思ったという。
エンディング映像。
「キングダム 第5シリーズ」の番組宣伝。
「大河ドラマ 光る君へ」の番組宣伝。