子どもたちも大好きな「アリ」。アリの社会に魅せられ30年以上研究を続ける岡山理科大学理学部動物学科の村上貴弘教授は、ヒアリの水際対策の専門家で世界中を飛び回ってアリの生態を研究しているという。村上教授によると公園や道端で見かける「クロヤマアリ」は、巣の中で安全な仕事をするのは若いアリで、外で危険な仕事をするのは「おばあさんアリ」と決まっているという。多くのアリは「死の危険がある外の世界は、老い先短い高齢者を働かせよう」と、残酷なまでにドライな分業社会を持つという。アリは実は音を出してコミュニケーションしており、取材をすると音で操って人間の代わりに働いてもらう未来も見えた。
