新たに宇宙飛行士に認定された米田あゆさんと諏訪理さん。4127人が挑んだ14年ぶりの選抜試験に去年、合格し今週、正式に宇宙飛行士になった。およそ1年半にわたる基礎訓練に臨んだ2人は、低酸素の状態で計算問題や無重力に近い環境での体のコントロール、地球への帰還の際、宇宙船が不時着したことを想定したサバイバル訓練。また、月や惑星で探査することを想定し、山で岩石の採取や地質の観察など、現地の状況を詳しく調べる訓練も受けてきた。日本人で初めて月面に降り立つ可能性がある。国際的な月探査計画「アルテミス計画」では、アポロ計画以来、およそ半世紀ぶりに、月に宇宙飛行士を送り込むことを目指していて、日本人宇宙飛行士が月面に降り立つことになっている。米田さんは「新しい一歩を踏み出す勇気を持ってもらえる勇気を与える宇宙飛行士になりたい」、諏訪さんは「まだ訓練は続いていくので気を引き締めて頑張っていこうと」とコメント。