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「アール・ヌーヴォー」 のテレビ露出情報

依頼人の渡邉さんの愛車はホンダS660。お気に入りは、後ろの窓を開けるとエンジン音が聞こえること。祖父は当時ガラス工場を営んでおり、最新技術を学ぶためチェコやドイツなどを視察。帰国の際に持ち帰ってきたものがお宝だという。お宝は、ボヘミアングラス20点。チェコに工房がたくさんあり、パリ万博があった1900年頃に勉強を兼ねて視察に行ってヨーロッパから持ち帰ったという。ボヘミアングラスは、現在のチェコ西部ボヘミア地方で作られるガラスの総称。始まりは13世紀頃、ヨーロッパのガラス製造の中心地だったヴェネツィアから当時一般的だったソーダガラスの技術がもたらされた事による。ソーダガラスとは、ナトリウムを多く含む植物からできるソーダ灰を主要原料とするガラス。ボヘミアにはソーダ灰が無かったため、輸入にたよりガラス作りが行われた。ところが16世紀後半、ソーダ灰が入手困難となり、地元の森に豊富にあるブナを燃やした灰で代用。するとソーダガラスよりも透明度が高く、その上固いガラスができたという。これをカリガラスといい、当時ボヘミアを治めていた神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が、ガラス工芸に力を入れたことで飛躍的に発展。宝石の加工技術を応用したグラヴィールという技法で彫り上げたカリガラスのゴブレットは、たちまち人々を魅了。やがてボヘミアはヴェネツィアに代わってヨーロッパのガラス市場を独占するまでになる。18世紀に入ると、独自の技法も生み出された。その1つがゴールドサンドイッチ。ガラスを二層にし、その間に紋様を施した金箔を挟み込むというもの。しかし手間がかかるためか僅かな期間しか作られなかった。もう1つが、黒エナメルで絵画的な紋様を描いたシュヴァルツロット。派手さはないが、逆にその渋さが受け人気を集めた。19世紀には技術開発が進み着色ガラスや被せガラスが登場。一方で、イギリスのカットガラスの影響を受け透明なガラスに繊細なカットを施したものも作られた。その後は、アール・ヌーヴォーやアール・デコなどとともに作風は変化したが、技術は連々と受け継がれガラス工芸は現在もチェコの主要産業の1つ。日本の大相撲では、優勝した力士にチェコ友好杯が贈られるが、大きなカップはボヘミアングラスである。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月7日放送 18:30 - 20:00 テレビ朝日
サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん(世界遺産の街バルセロナで1日暮らしてみたSP)
芦田と渡辺はムンタネーが建築した世界遺産カタルーニャ音楽堂を訪れた。アールヌーボーの代表的建築で、鉄やガラスなど新素材を使用しているのが特徴。建物全体で2000以上のバラの彫刻が施されている。コンサートホールにはベートーヴェンやワーグナーの音楽を表現した彫刻もあった。パイプオルガンを聴かせてもらった。

2024年9月29日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京
開運!なんでも鑑定団(開運!なんでも鑑定団)
ガレとドーム兄弟は19世紀末にヨーロッパで一斉を風靡したアール・ヌーヴォーで双璧をなしたガラス工芸家。ガレは1846年にガラス工場を営む家に生まれた。また、幼い頃から自然をこよなく愛し、作品のモチーフに植物や昆虫を多く取り入れいる。パリ万博でグランプリを受賞し世界に名を轟かせた。一方、ドーム兄弟は父が営むガラス工場で日用品を作っていたが、ガレの成功に触発され[…続きを読む]

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