イタリアの避難所。イタリアで過去の災害で救援が遅れた反省から1980年代以降に国を挙げて仕組みを作ってきた。ポイントは国の存在。市民保護局という省庁があり災害対応を担う。大きな災害の時には発生から12時間以内に出動する。スフィア基準はアフリカの難民キャンプで多くの人が亡くなったことを受け国際赤十字社などが作成した。難民キャンプや避難所の環境について最低基準を定めたもの。避難所避難生活学会理事・国際医療福祉大学大学院教授・石井美恵子さんは「日本にも優れたものはたくさんあるが、人材と物がきちんとコーディネートされていない」とスタジオコメント。「避難所の専門家チーム」の育成、避難所設置、運営の技術を高める、我慢を強いないなどを提言。