- 出演者
- 伊藤海彦 安藤結衣
オープニング映像が流れた。
「避難所の環境改善へ イタリアに学ぶヒント」など4時台の放送内容を予告した。
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- 中川翔子
「夏はこの人に期待!」をテーマに募集した視聴者からのメール、FAXを2通紹介した。1通目は定年退職前の最後の夏を迎え、最高の仕事をしたいと言っている夫に妻がエールを送る内容。2通目は夏の曲を演奏するバンド「TUBE」に関する内容。
経済部・名越大耕記者が解説。米国で根強いインフレが落ち着くとの見方から前日のニューヨーク市場では主要な株価指数が最高値を更新。これを受ける形で東京市場でも幅広い銘柄が買われた。今後の注目は日本時間の今夜、米国で発表されるCPI(消費者物価指数)。米国のインフレの動向が注目されている。
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- 日経平均株価
AIは身近に広がり、ビジネスの現場でも企業がチャットボットでの返答、コールセンターの応対など活用が広がっている。AIの次とされるのが人間並みの知能を持つAGI。さらに先と言われているのがASI(人工超知能)。ASIは人の1万倍の知能と言われている。ASIは病気の治療法の開発、新薬の発見、気候変動の解決策を出して災害を防ぐ可能性がある。ASIをめぐってソフトバンクグループ・孫正義は、先月の株主総会で「ASIが今後10年程度で実現する」との見方を示した。AIの開発を先行する米国の巨大企業もAI開発の行く末をASIのようなAIとみられ、各社が様々なアプローチで開発を進めている。ASIが実現すれば生産性の向上は何倍も進むことが想定されるが、今のAIでも間違った情報の拡散のリスクが指摘されていて、安全性や信頼性などの課題が出てきている。ASIも実現すれば別の新しい課題が出てくる可能性もある。
高橋克典さんが主演となって新シリーズ「大岡越前7」がスタートしている。ドラマの世界を体感できるイベントが先週末、横浜で開催された。「NHK夏ドラマPR体験会in横浜」の会場には南町奉行所のセットがあり、衣装や小道具にも自由に触れることができる。会場内はどこでも撮影OK。VRゴーグルを装着して撮影現場をバーチャル体験するコーナーもある。ドラマ特製の缶バッジを作るコーナーもあった。このイベントは放送中のドラマ「柚木さんちの四兄弟。」と「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」のブースもある。体験イベントは13日、14日に大阪ヒルトンプラザで開催される。入場無料で事前の申し込みも不要。
「大岡越前7」第3話を紹介。裁きの場で大岡忠相に襲いかかったのは今回が初めて。主演・高橋克典さんは大岡忠相に共感する部分として命の重さや人が幸せであることをひたすら願う大岡裁きの価値観が良いとして、「優しいおおらかな空気感が伝わったら嬉しい」と話している。
タレント・歌手・中川翔子さんのリクエストは「宇宙」。およそ76年に一度地球に接近するハレー彗星。前回の接近は中川さんが生まれた翌年1986年だった。当時の様子を紹介する。接近直前には特集番組「NHK特集これがハレー彗星だ」(1985年11月/東京大学名誉教授・竹内均)が放送された。さらにハレー彗星フィーバーが報じられた。ハレー彗星の最高速度は時速19万8000キロ。ジェット旅客機の200倍の速さ。実は、この時ハレーすい星の謎に迫る壮大なプロジェクトが進められていた。2013年放送「コズミックフロント」を紹介。ハレー彗星が次に地球にやってくるのは2061年夏の予定。
香川・東かがわ市から中継。和三盆の紹介。ミッション「コドモがいた場所でオトナの食べ物を探せ」。廃校になった旧中学校の体育館は、「東かがわつばさキャビアセンター」(大協建工)となり、チョウザメを養殖。チョウザメは7年で卵がとれる。地下水で陸上養殖しているため、他の生物からのウイルスや菌がうつらない。安心安全なキャビアがとれる。
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市。医師・榛沢和彦さんは足の血栓を調べて避難生活などによる体調不良を防ごうとしている。榛沢さんはこれまで多くの被災地を回る中避難所の生活環境に課題を感じてきた。体育館の床での雑魚寝や衛生環境のよくないトイレ、パンなどの冷たい食事といった状況も珍しくなく、こういった環境では避難した人の命と健康を守りきれないという。榛沢さんたち専門家が先進地と注目しているのがイタリアの避難所。
イタリアも日本と同じように災害が非常に多い国で災害が起こるたびに避難所の問題と向き合って改善してきた。現地を取材。イタリアでは多くの場合ボランティアが避難所の設置や運営を担う。次々と組み立てられていくのが避難者のためのテント。ベッドが置かれており隣との間隔も取られている。トイレとシャワーが備え付けられたコンテナもあってお湯も使える。停電や断水に備え、給水車や発電機も持ち込まれていた。多くの地震に見舞われてきたイタリア。過去には救援の遅れが問題になったこともあった。その反省から、国を挙げて避難所の環境や運営の方法を改善してきた。テントやトイレなど必要な資材を国が中心となって全国の拠点に整備。すぐに持ち出せる状態で保管している。さらに、ボランティアの養成と組織化も進めた。ふだんの仕事や専門性を生かしたプロも多くいる。イタリアにはこうしたボランティアが全国に、およそ30万人いる。移動費などの実費は国が負担。社員が出動した企業には国から金銭的な補助もある。キッチンで700人分の料理をしていたのは本業がシェフなど訓練を受けた人たち。避難した人が食事をするための場所ではスタッフが人の間を行き交いながら配膳していた。
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- ピサ(イタリア)
イタリアの避難所。イタリアで過去の災害で救援が遅れた反省から1980年代以降に国を挙げて仕組みを作ってきた。ポイントは国の存在。市民保護局という省庁があり災害対応を担う。大きな災害の時には発生から12時間以内に出動する。スフィア基準はアフリカの難民キャンプで多くの人が亡くなったことを受け国際赤十字社などが作成した。難民キャンプや避難所の環境について最低基準を定めたもの。避難所避難生活学会理事・国際医療福祉大学大学院教授・石井美恵子さんは「日本にも優れたものはたくさんあるが、人材と物がきちんとコーディネートされていない」とスタジオコメント。「避難所の専門家チーム」の育成、避難所設置、運営の技術を高める、我慢を強いないなどを提言。
視聴者から頂いたメッセージを紹介。テーマは「夏はこの人に期待」ということで、パリオリンピック後の現役引退を発表した古賀選手、横綱・照ノ富士など挙がった。