AIは身近に広がり、ビジネスの現場でも企業がチャットボットでの返答、コールセンターの応対など活用が広がっている。AIの次とされるのが人間並みの知能を持つAGI。さらに先と言われているのがASI(人工超知能)。ASIは人の1万倍の知能と言われている。ASIは病気の治療法の開発、新薬の発見、気候変動の解決策を出して災害を防ぐ可能性がある。ASIをめぐってソフトバンクグループ・孫正義は、先月の株主総会で「ASIが今後10年程度で実現する」との見方を示した。AIの開発を先行する米国の巨大企業もAI開発の行く末をASIのようなAIとみられ、各社が様々なアプローチで開発を進めている。ASIが実現すれば生産性の向上は何倍も進むことが想定されるが、今のAIでも間違った情報の拡散のリスクが指摘されていて、安全性や信頼性などの課題が出てきている。ASIも実現すれば別の新しい課題が出てくる可能性もある。