- 出演者
- 首藤奈知子 平野ノラ
子どもの見守り活動などを行う町内会の解散が相次いでいる。そんな町内会の未来へのヒントを伝える。
- キーワード
- 川崎(神奈川)
オープニング
スタジオに平野ノラさんがゲストとして登場。町内会について必要と思っていて自身も団地に住んでいて餅つきなど町内会に参加していたと話す。そんな町内会であるが平均加入率が下がっている。
先月31日、川崎・中原区の小杉町3丁目町会で臨時総会が開かれ50年以上防災などに行ってきたが活動を終了を決めた。小杉町3丁目は工業地帯だったが再開発事業でタワーマンションが建設され、800世帯あった。タワーマンションが建設されてから1200戸と人は増えているが400世帯と世帯数は減って、町内会加入を求めたが応じるところはなかった。加入者がいないなかメンバーも高齢化などから活動縮小。子供みこしも行われたが子供がいない状態だった。
スタジオには地域活性化コンサルタントの水津陽子さんが登場し紹介。地方自治体について毎年20団体以上が減少している。また小規模の団体の解散はよく聞いていたがここまで規模の大きい団体の解散は衝撃を受けたと話す。解散の背景には担い手不足や役員の負担が重いなどがある。町内会が無くなる場合について美化活動などを担っている他、災害時に日頃の繋がりあってからこそ安心安全があるなど話す。
新潟・長岡の下々条町内会には約850世帯が会員として活動している。会長の大竹祐介さんが目指しているのが若い世代も楽しめる町内会。10年前に戻ってきて当時には年配層と若年層の間には大きな溝があり、年会費も払うメリットが感じられないという認識と鳴っていた。大竹さんが会長になり3年前から町内会で管理していた土地を畑にして親子で農業体験を行ったり、子育て世帯を応援しようと食堂を開いたりしている。
一方町内会の負担を徹底的に削減しているところもある。みどりの第一区会の渡邉周一会長は会長になってコンパクトな町内会を目指している。必要とされている業務を洗い出し勉強会などの出席業務を削減し役員の数も削減。回覧板など業務を外部に委託し補助金は1世帯あたり1900円/年で賄えるようになった。渡邉さんは大手IT企業に勤めており、AIを用いた町内会アプリを独自開発。この取り組みを広めたいとこの日つくば市の五十嵐立青市長にプレゼンを行った。
VTRを振り返り、画期的であるなど感想を述べる。自治体の中には独自の取り組みを行っている場所も存在する。鹿児島・鹿屋では焼酎を製造・販売し黒字化。東京・立川では高齢者見守り、加入率100%となっている。町内会変えるヒントとして若い担い手を呼び込む、組織体制を見直すと説明した。
神奈川・藤沢の町内会の加入率は77%から64.5%と10年間で10%以上低下し、4つの町内会が解散した。去年3月に解散した町内会では約30世帯あり、役員の負担が大きくやむをえず解散となったという。地域住民の人は解散し少しみんなが楽になったという。この町内会では毎月2回回覧板に挟む作業を行っていたが回覧板の電子化により作業量が大幅に減った。さらに町内会の魅力を増す取り組みを行った。
- キーワード
- 藤沢(神奈川)
各自治体で行っている負担を減らす他の活動として町内会加入者限定カードや集会所を避難所にするなどの取り組みが行われている。自治体について熊本地震の時に安否確認が滞っていたがつながりが強いところは用意に出来たという。