日本選手初、アメリカの野球殿堂入りを果たし、セレモニーに出席したイチローさん。拍手喝采の約19分の英語でのスピーチには未来を担う若手選手へのアドバイスも。子供の頃に記した夢は野球選手だったが、「もし今その作文を書き直せるのであれば、夢ではなく目標という言葉を使う」などと話し、夢とは違う目標の大切さを伝えた。そして川崎宗則さん・野口聡一さんなどイチローさんと親交のある方々からもお祝いのコメントが届いた。19年前の第1回WBCで監督としてイチローとともに世界一となった王貞治さんは次世代を指導する姿を称えている。さらにイチローさんより1学年下の松井秀喜さん。同時期にメジャーで大活躍したが「イチローさんには全く叶わないし、アメリカから見た日本野球を一段見る目を上げてくれた。一段どころじゃないかな。二段、三段とね」と話した。そのイチローさんが最後に語ったのは妻への感謝の言葉だった。