大手スーパーのイトーヨーカ堂は、去年から一部の店舗で始めていた家庭で使用した食用油の回収やリサイクルの実証実験を今月から都内にある25の全店舗に拡大する。店舗で専用の容器を客に渡し、サービスカウンターなどで回収する仕組みで、サラダ油やごま油などを対象としている。回収された油は、廃油を回収する会社が引き取り、せっけんやインクなどの製造に再利用されるが、将来的には航空機の代替燃料・SAFの原料にすることを目指している。このほか、ダイエーも日本航空などとことし3月から使用済みの食用油を店舗で回収する実証実験を始めていて、神奈川県と愛知県の4つの店舗で回収を行っている。大手スーパー・小山遊子総括マネジャーのコメント。