- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 是永千恵 野口葵衣 打越裕樹
ドイツでは、旧東ドイツのチューリンゲン州とザクセン州で、州議会選挙が行われた。公共放送ZDFがまとめた日本時間2日午前4時すぎの得票率の予想によると移民や難民に対して排他的な主張を掲げる右派「ドイツのための選択肢」がチューリンゲン州で33.2%で2位に10ポイント近く差をつけ初めて第1党になる見通し。また、ザクセン州では30.4%で、1位の最大野党で中道右派の「キリスト教民主同盟」に迫っている。「ドイツのための選択肢」は、一部の政治家からナチスを肯定するような発言やイスラム教徒への差別的な発言などが目立ち、識者やメディアからは極右と批判されてきた。ナチスへの反省から極右勢力の台頭を繰り返さない教育などに力を入れてきたドイツで極右とされる政党が主要な選挙で第1党になれば初めて。また、ショルツ政権の与党3党はいずれの州でも得票率が前回の選挙よりも低くなる見通しで、連邦議会選挙を来年に控える中、求心力の低下につながりかねず、政権への打撃となりそう。
9月の値上げについて。帝国データバンクによると、主な食品メーカーが今月値上げする商品は1392品目で、5か月ぶりに1000品目を上回った。一例を紹介(コーヒー、冷凍食品、チョコレート、アイス、ウイスキーなど)。値上げの理由は、原材料高に加え物流費、包装資材、人件費の高騰。調査した会社によると、ことし1月〜11月までに値上げされたり予定されている食品は1万1872品目。去年の同じ時期と比べると60%以上減っている。その理由について調査した会社は、消費者の買い控えも起き、スーパーなど小売りの現場から食品に対する値下げ圧力は強まりつつあるという。一方で、最低賃金の引き上げなど人件費の増加もあり、値上げ圧力は高止まりしているとしている。個人消費の動向を気にしながらも、メーカーが価格に転嫁させる動きはまだ続いていきそう。
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NHKの経済コラムから。日銀が7月に決めた利上げについて。このタイミングでの利上げは、日銀ウォッチャーと呼ばれるエコノミストにも衝撃をもって受け止められた。利上げはまだ先だろうと多くの人が考えており、その根拠の一つが個人消費の弱さだった。楽天証券経済研究所・愛宕伸康チーフエコノミスト(日銀出身)は当時を振り返り「GDPも実質賃金もまだマイナスで、家計調査の内容も弱かった。『日銀の見通しどおりだ』とは言いづらいと判断していたので、利上げはサプライズだった」とコメント。日銀が利上げに踏み切った理由について。第一生命経済研究所・熊野英生首席エコノミスト(日銀出身)は、主な要因は政治だという。「植田総裁は5月7日の岸田総理大臣との会談で十中八九、円安対応をお願いされたのではないか。会談後にトーンが変わり、利上げをする用意があると言うようになった」とコメント。一方、みずほリサーチ&テクノロジーズ・門間一夫エグゼクティブエコノミスト(元日銀理事)は、要因は円安だという。「円安で中小企業や家計から悲鳴が上がり、個人消費が弱い原因に。政治家から言われたからではなく、その状況を日銀として重視したのでは」とコメント。日銀が追加利上げを決めたあと、これを予想していなかった金融市場は急激な円高と株安で反応した。これは、日銀が市場とうまくコミュニケーションを取れていなかったからではないかという指摘もある。これについて楽天証券経済研究所・愛宕氏は「日銀と金融市場のコミュニケーションの共通言語は経済データだ」と指摘している。経済指標を見ながら、市場との丁寧な対話が必要だということだが、いずれまた利上げの判断を迫られる局面がやって来る。市場を混乱させないためには、日銀の対話力が問われることになる。
大手スーパーのイトーヨーカ堂は、去年から一部の店舗で始めていた家庭で使用した食用油の回収やリサイクルの実証実験を今月から都内にある25の全店舗に拡大する。店舗で専用の容器を客に渡し、サービスカウンターなどで回収する仕組みで、サラダ油やごま油などを対象としている。回収された油は、廃油を回収する会社が引き取り、せっけんやインクなどの製造に再利用されるが、将来的には航空機の代替燃料・SAFの原料にすることを目指している。このほか、ダイエーも日本航空などとことし3月から使用済みの食用油を店舗で回収する実証実験を始めていて、神奈川県と愛知県の4つの店舗で回収を行っている。大手スーパー・小山遊子総括マネジャーのコメント。
きのう9月1日は防災の日で、今週は防災週間にあたる。先月は南海トラフ地震臨時情報が出て、改めて日頃からの備えが大切だと意識させられた。企業も強みの技術を防災に生かそうとしている。先月の地震で大きく揺れた宮崎・日南市にある介護施設。80人が利用していて、足が不自由な高齢者も多くいる。この地域では、津波の緊急避難場所として近くの高台が指定されているが、夜間、職員が少ない場合の避難誘導に課題がある。そこで施設は、避難が間に合わないと判断したときに備えて、駐車場にシェルターを設置した。中には20人が過ごすことができるスペースがあり、食糧や水を備蓄すれば最大で5日ほど暮らすことができる。シェルターは水に浮かぶのが特徴。重心を下に置く構造になっているため、波に揺られても元の位置に戻る。これを作ったのは、レーシングカーの開発などを手がける会社。100分の1秒のタイムを争う中で鍛えた、軽くて強い強化プラスチックを防災に応用できないかと考えた。特殊な技術を使って強度を高めたというシェルターもある。開発したのは、静岡の住宅メーカー。住宅の壁の強度を高めるために使う特殊な樹脂を塗っている。中身は発泡スチロールだが、自動車を上から落としても壊れない。普段は子どもの遊び場といった日常使いができる仕様にした。津波から身を守るためには、まずは高く安全な場所に避難することが鉄則だが、このような技術開発の進歩にも期待したい。
広島市中区・中央公園ファミリープールは今シーズン最後の営業日となった。
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北海道・厚岸町で特産のアサリ漁がきのう解禁された。漁業者たちが、大粒のアサリを次々と集めていた。厚岸町でアサリ漁をする毛利哲也は「まずまずの量があってよかった」とコメント。
薬の飲み忘れ防止装置“めでぃすんchan”の紹介。開発したのは地元の高校生。試行錯誤を重ね、1年をかけて製作した。目指したのは使いやすさ。
野球の神様・ベーブルースが、1932年のワールドシリーズで予告ホームランを打った際に着ていたユニホームがオークションに。6時間に及ぶ入札合戦の末、およそ35億円で落札された。スポーツ用品としては、オークション史上最高値だという。
米国・ABC。アフリカ南部のボツワナで発見されたのは、巨大なダイヤモンドの原石。2492カラットと史上2番目の大きさ。これまでで最も大きかったのは、1905年に発掘された3106カラットの原石だという。
ベトナムの街なかに登場した小さな消防車を紹介。住民が地域のために手作りしたという。幅はたったの1メートルだが、300リットルの水を運び、30メートル先まで放水できる立派な消防車。そして狭い路地にも入り込むことができて、素早く火事を消し止める。費用11万円余りは住民たちの寄付で賄われていて、地域の安全に貢献している。
7時の注目は「デジタルで心臓再現」など。
気象情報を伝えた。
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日本道路交通情報センターから道路情報を伝えた。