9月の値上げについて。帝国データバンクによると、主な食品メーカーが今月値上げする商品は1392品目で、5か月ぶりに1000品目を上回った。一例を紹介(コーヒー、冷凍食品、チョコレート、アイス、ウイスキーなど)。値上げの理由は、原材料高に加え物流費、包装資材、人件費の高騰。調査した会社によると、ことし1月〜11月までに値上げされたり予定されている食品は1万1872品目。去年の同じ時期と比べると60%以上減っている。その理由について調査した会社は、消費者の買い控えも起き、スーパーなど小売りの現場から食品に対する値下げ圧力は強まりつつあるという。一方で、最低賃金の引き上げなど人件費の増加もあり、値上げ圧力は高止まりしているとしている。個人消費の動向を気にしながらも、メーカーが価格に転嫁させる動きはまだ続いていきそう。