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「イネカメムシ」 のテレビ露出情報

武田さんが気になるニュースの”中の人”に会いに行く。今回のテーマはコメの価格高騰。訪れたのは市の約半分が農地、埼玉イチのコメどころ・加須市。明治時代から続く農家の6代目・青鹿さん(74)。58歳で妻の実家の農家を継いで本格的にスタート。田植えや収穫などの繁忙期には娘2人も手伝いに駆けつけてくれるものの、7ヘクタール・東京ドーム約1.5個分の田んぼを普段はたった1人で切り盛りしている。この時期はちょうど田植えの真っ只中。重さ4キロほどの苗30枚をトラックに積み込むだけでもかなりの重労働だが、田んぼに着くと息つくまもなく苗を田植え機に移し替える。少ない人数の農業に欠かせないのが田植え機などの農機具だが、1年に1回しか使わない農機具を数千万円のローンで購入。さらに今年も機械の購入・修理などですでに120万円以上出費している。少しでも収穫量を増やすため、機械で空いてしまった場所に手作業で田植えする。70歳を超えて重労働のコメ作りを続ける青鹿さんに価格高騰をどう受け止めているのか聞くと「高騰してきたことでやっと農業ができるという状態」と話す。2020年以降、円安や世界的な輸送コスト上昇などの影響で肥料・資材は軒並み高騰、一方でコメ価格は新型コロナによる外食産業の需要低下で一気に下落、生産にかかるコストと価格が見合わない状況が続いていた。2021年のコメ60キロあたりの価格は1万2,804円と1キロ売っても農家に入るお金はわずか213円。このような状況が5年近く続いていた。しかし価格が高騰したからといって収入が増えるわけではない。去年は猛暑による影響で約420キロのコメが全滅。絶滅危惧種とされていたコメを食い散らすイネカメムシが去年埼玉県で大量発生、多くの農家が被害を訴え今年も対策に追われているという。

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