東京都によると、これからの時期はクマと遭遇する機会が最も多くなるという。八王子市によると、先月29日午後8時過ぎ、体長1mを超える成獣のツキノワグマが出没。今月10日にイノシシのわなを点検する際にセンサーカメラの映像でクマが撮影されていたことが判明。クマが目撃されたのは八王子市の西側のエリアの元八王子町。クマが出没した雑木林から約100mのところに小学校があり、約300m北側には住宅街もある場所。東京農工大・小池伸介教授によると、中央道・八王子JCTの北側エリアの生息地から東側に移動して雑木林にいったとみられる。今は山の方向へ戻っていった可能性が高い。東京では多摩地域の森林にクマは生息しており、個体数は120~378頭と推定され、増加傾向と考えられる。ツキノワグマの分布域は東に拡大している。森林が回復していることや人口減少によって人の出入りが減って、人の生活圏とクマの生息域が近付いたという。小池教授によると、このまま対策を取らなければ将来的に多摩川沿いを通って府中市辺りまで移動する可能性があるという。過去には立川市や府中市辺りの川沿いの雑木林でイノシシやシカが出没したという情報がある。東北などのクマと比べると東京のクマは人に慣れておらず警戒心が強い。今のうちからルートを遮断するなど何らかの整備が必要だという。
