気候変動のメディアの伝え方について、気象科学者の江守さんは、「分析するまでもなく気温が上昇していて、極端な熱波が起きやすくなっている。気温が上がれば水蒸気も増えて極端な大雨も起きやすくなる。自信をもってそういった関連性を伝えてほしい」と話した。高瀬アナウンサーは「災害が起きたとき、目の前の危機に対して命を守るための報道をしている。災害の背景に気候変動があるということまでは伝えにくかった。ただ、時間を開けて災害を振り返るとき、もう少しそうした視点を放送の中でも出していけたらいい」と話した。山口アナウンサーも「災害との科学的な因果関係を伝えていくことによって、視聴者も気候変動が影響しているということを自分ごとにできる。イベント・アトリビューションは報道機関こそが興味を持って伝えていくのが大事」と伝えた。