ロシアとウクライナは日本時間今夜、トルコのイスタンブールで直接協議を行った。先月に続く今回の協議ではロシアとウクライナ双方が和平案を提示したものとみられている。ロイター通信によると、ウクライナは少なくとも30日間の無条件停戦を第1段階とする和平案を提示し信頼醸成措置として全ての捕虜解放やロシアに連れ去られた子どもの帰還を明記しているという。一方のロシアは停戦条件などを明記した覚書をウクライナに示す方針だが、主権や安全保障をめぐりウクライナにとって現実的ではない内容とみられ交渉は難航したとみられる。協議に先立ち、ウクライナ当局はロシア軍の航空基地4カ所を無人機攻撃し戦略爆撃機など41機に損傷を与えたと明らかにした。ロシア側によると東シベリアのイルクーツク州など5つの州で飛行場が攻撃を受けたとしている。