アドリア海で古代の沈没船の発掘が行われている。調査の狙いは当時の船の構造や交易の実態を明らかにすること。水深24mの発掘現場で砂の下に埋まった約2000年前の古代ローマの船を発掘する。ドレッジという装置で慎重に砂を取り除いていくが一回の作業は30分が限界。今回の沈没船の保存状態は良くないという。アンフォラと呼ばれる古代の壺が見つかった。積み荷をたくさん積んだ船が嵐などで沈没すると、埋もれた部分は無酸素に近い状態となりタイムカプセルのように保存される。こうした積み荷から沈没船は2世紀頃の船だと推測された。壺以外にも高価な青銅の器なども発掘され、皇帝に近い人物が乗っていたことが考えられる。
フォトグラメトリで遺跡の詳細な記録を取る。フォトグラメトリは写真を元にデジタル3Dモデルを構築する技術。古代ローマの船は全長約18m。全体像だけでなくあらゆる角度から観察することが可能。こうした3D画像をわずか1日で作ることができる。さらに寸法なども測ることができ考古学の学術資料としても応用できるほどの精度。精度の高さの秘密は撮影の方法。特に重要なのは少しずつ画角をずらした連続写真を撮ること。
フォトグラメトリで遺跡の詳細な記録を取る。フォトグラメトリは写真を元にデジタル3Dモデルを構築する技術。古代ローマの船は全長約18m。全体像だけでなくあらゆる角度から観察することが可能。こうした3D画像をわずか1日で作ることができる。さらに寸法なども測ることができ考古学の学術資料としても応用できるほどの精度。精度の高さの秘密は撮影の方法。特に重要なのは少しずつ画角をずらした連続写真を撮ること。