人口世界一となったとされるインドでは平均年齢が27.9歳、この10年、平均して6%の経済成長を続ける。国民は個人情報に指紋、虹彩といった生体情報を登録すると、個人IDに紐付けられる。政府は個人IDと銀行口座を紐付けると、オンラインで決済できるシステムを開発した。また、農村部ではAIが組み込まれたアプリを使い、AIが推奨する農薬を政府の決済システムで購入できる。上述したシステム、個人IDをめぐってプライバシーが侵害されるという批判の声があがるなか、元閣僚のナンダン・ニレカニ氏は国民の情報を必要以上に管理することはないとしている。