- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 八木亜希子 藤本美貴 伊集院光 渡辺翔太(Snow Man)
観測史上最高の猛暑になると言われている今年の夏。世界各地で異常気象が頻発している。高い海面水温が異常気象を引き起こしているという。異常気象研究の権威・立花義裕先生が日本でも起こる4大異常気象を解説。
今年5月、九州・四国・東海で記録的豪雨が発生。6月には沖縄県で豪雨が発生。温暖化による異常な暑さが豪雨を引き起こしている。UAEでは24時間で1年分の降水量を超える雨が降るなど世界各国でも豪雨によって大きな被害が出ている。
立花先生によると豪雨が覆い理由は海水温が高いため。日本付近の海面温度は例年に比べて最大6~7%高くなっている。今年5月、アジア各国を豪雨が襲いアフガニスタンでは1000棟以上の家屋が倒壊、300人以上が犠牲になるなど多大な被害をもたらした。猛暑で海水温が上がると海の生態系にも影響が出ている。中でも大分県の関サバは漁獲量が約87%減少し危機に瀕している。
猛暑で発生する豪雨のたびに台風並みの暴風に見舞われる可能性がある。世界各国でも暴風が頻発している。今年5月、アメリカ・ヒューストンでは暴風によって高層ビルの窓が破壊され暴風通過後ビルは穴だらけになった。
今年3月、中国・江西省の高層マンションの窓ガラスが暴風によって倒壊。5月、中国中央電視台では窓清掃員の作業員が宙吊りに。急な暴風雨で作業を中止する暇もなかったという。中国では3~5月の平均気温が観測史上最高を記録。異常な暑さが暴風雨を発生させたと考えられている。暴風の被害はインドやメキシコなどでも発生。
5月28日、東京では台風並みの暴風を記録。歴史的猛暑となった昨年の夏も暴風による大きな被害が出た。今年の夏は観測史上最高の猛暑と予想されており、立花先生は雨が降らない突発的な暴風「ダウンバースト」に注意が必要と話す。ダウンバーストの影響で飛行機が墜落したケースもある。ダウンバーストの前兆現象は冷たい風が吹くこと。積乱雲が見えたり冷たい風が吹いたら安全な場所に逃げることが大切。
今年世界では記録的な干ばつ・森林火災が頻発している。コロンビアでは1~3月の降水量が例年の2割以下。給水制限で約900万人に影響が出た。
今年4月、ボツワナではオカバンゴ・デルタで干ばつが発生。カバの群れが干上がった水辺の泥にはまり命の危機に瀕する異常事態が発生。2月の降水量は例年の20%以下で深刻な干ばつに見舞われている。さらにメキシコでは国内の9割で干ばつが発生中。世界では雨が降れば豪雨・強風、雨が降らなければ猛暑・干ばつと二極化している。日本でも昨年8月、新潟を猛暑を襲い深刻な水不足となり稲作に大打撃を与えた。
干ばつが続くて起きやすくなるのが森林火災。今年2月にはチリ・バルパライソ郊外で森林火災により少なくとも1100軒が焼失。137人の犠牲者は137人が出た。湿度が高い日本では大規模な森林火災は起きにくいと言われているが今年5月、山形県で大規模な森林火災が発生。
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- バルパライソ(チリ)山形県
今年5月、山形県で大規模な森林火災が発生。夏に雨の多い日本では森林火災の危険性は高くないと考えられてきたが今年の夏はある雷が森林火災を引き起こす可能性がある。雨が途中で蒸発してしまい雨が降らない雷を「ドライライトニング」と呼ぶ。今年2月、アメリカ・テキサス州では乾燥・強風・高温の最悪な条件が揃いテキサス州史上最悪の森林火災となった。他にもインド、中国などでも大規模な森林火災が発生している。
今グリーンランドの80%を覆う氷が毎秒1万tとけている。2019年にとけた氷は約5320億tに上る。このまま北極圏の氷がとけ続けると2100年までに海面が最大82cm上昇すると予測されている。さらに永久凍土がとけはじめたことで未知のウイルスが発見される可能性が浮上。2016年、ロシア・シベリアでは75年前に炭そ菌が原因で死んだトナカイが暑さでとけ近隣住民に感染。90人以上が入院し1人が死亡した。
永久凍土にはメタンガスが多く含まれている。永久凍土がとけるとメタンガスの温室効果によってますます温暖化が進む悪循環に陥ってしまう。地球の平均気温は1880年代より1.4℃上昇しており、研究によると1.5℃を超えると温暖化はもとに戻らないと言われている。
睡眠学の世界的権威・柳沢正史先生が特別講義。ぐっすり眠れる最強の睡眠法を紹介。
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- 睡眠時無呼吸症候群
街頭インタビューで夏の睡眠の悩み・疑問を徹底調査。1つ目の悩み「暑くて寝つきが悪い」。
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猛暑でも眠れる睡眠法はお風呂に入って深部体温を上げること。深部体温は脳や臓器の機能を守るため外環境の影響を受けにくく一定に保たれている。深部体温と睡眠は深い関係がある。体を休ませる時、深部体温が下がり眠くなるという特徴がある。入浴で深部体温を上げることで温度の落差をつくり眠りやすくなる。お風呂は寝る1時間半ほど前に入り、温度は40~41℃がオススメ。
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夏でも寝つきが良くなる睡眠法を紹介。筋弛緩法は肩に力を入れて5秒キープし脱力。続いて腕も一緒に力を入れて5秒キープし脱力。最後に全身に力を入れて5秒キープし脱力する。心身の緊張がほぐれ睡眠を司る副交感神経が優位となり眠りやすくなる。
夏でも寝つきが良くなる睡眠法を紹介。1分呼吸法は約7秒ずつ吸う→吐くで深呼吸する。息を吸いきったら止めずにそのまま吐くのを3~4回繰り返す。夜は湯船につかり眠る前はリラックスするのが大切。
睡眠の悩み・疑問2つ目「寝苦しくて目が覚める」。ポイントは寝室の環境づくり。理想の寝室環境は暗い・静か・朝まで適温。エアコンだけでなく扇風機とカーテンの使い方にポイントがある。
オープニング映像。