無印良品の電気やガス、水道などの既存のライフラインなしで生活ができる「インフラゼロハウス」。電力は屋根や壁に設けられたソーラーパネルで日が出ているときに蓄電して賄う。ドライヤーやIHコンロ、電気ケトルなど6つの家電を同時に使えるほどの電力量。トイレは水洗ではなく微生物が排せつ物を分解するバイオトイレ。トイレットペーパーはもちろん、生ごみも捨てられる。キッチンやシャワーも完備。水を循環して再利用するため、一度、水を用意すれば2〜3か月使い続けることができるという。無印良品の子会社の住宅メーカーが1年かけて開発した。今月からお試しの宿泊希望者を募り住み心地などの検証を始める。来年以降、幅広い人が購入できる価格帯での販売を目指している。セカンドハウスとしての利用のほか被災地での活用も検討しているという。