今年のインフルエンザについて佐藤昭裕氏は、流行の時期が早い、ピークがどこまでいくか見ておかないといけないと話した。東京都では例年10月からのインフルエンザワクチン接種を、23区中18区が一週間程度前倒ししている。対象者は高齢者や18歳未満の子どもとなっている。また対象外の場合でも在庫さえあれば自費で早めの接種は可能。ワクチンは接種して2週間くらいで抗体ができて、5~6カ月くらいはもつので今接種すれば流行が終わる3月くらいまではもつ。大人は基本的に1回の接種でよい。子どもの高熱で起こる熱せん妄は、38℃以上の高熱で意識の混乱、うわごと、支離滅裂な行動などの症状がある。多くは一過性で熱が下がるとおさまる。急にベランダに出て飛び降りてしまうなどの可能性もあるので、ベランダのない部屋で寝かせる、子どもから目を離さない、部屋や玄関の鍵をかけるなどの対策を行う。高熱による異常行動と薬との因果関係は現在は否定されている。インフルエンザは後遺症はそんなに多くはなく、1か月くらいだるさが取れない、喉がガラガラする、咳が出るなどの症状が出る人もいる。また熱が下がってももう一回熱が出ることがある。その時は他の肺炎を合併することが多いので注意が必要。生ワクチンのフルミストを接種した場合は副反応で鼻水や熱が出ることもあるので、インフルエンザの陽性なのか副反応か分からない場合は病院で相談するのが良い。現在はインフルエンザA型が流行しているが、このあと別の型も流行するため3月までは警戒が必要。
