業績が悪化している日産自動車は、三菱自動車工業からの技術供与で、プラグインハイブリッド車を投入するなどアメリカ市場の立て直し策を発表した。日産自動車は今年度の決算で800億円の最終赤字となる見通しで、経営の立て直しが課題。会社はアメリカの販売てこ入れのため、現地でニーズが高まっているハイブリッド車などの電動車を相次いで投入する計画で、来年度は提携先の三菱自動車工業からの技術供与で、プラグインハイブリッド車を、再来年度には高速走行時の燃費を15%改善したSUVタイプのハイブリッド車を投入。来月、社長に就任するイヴァンエスピノーサは、開発期間の短縮化を進めて車のラインナップを拡充していきたいと述べた。