1年中スノーボードの練習ができる埼玉・熊谷市の施設には全国から選手が集まる。ミラノ・コルティナ五輪では合計9個のメダルを獲得した日本代表。強さの裏には夏の過ごし方が関わっていた。戸塚優斗が練習を行うのは巨大なマットが設置された練習場。けがのリスクを抑えながら練習できる。本番に近い感覚で着地できるマットが世界で初めて練習施設に使われたのは日本だった。約20年で全国に広がり、日本人の活躍が目立つようになった。施設を造った佐藤康弘さんはコーチとしても多くのオリンピック選手を育てた。施設のオープンにかかった費用は1億5000万円。オフの期間に安全な環境で新しい技を開発できるのが強みだという。ミラノ・コルティナ五輪で戸塚選手は夏の成果を発揮した。この施設に足を運ぶ海外のライバルたちも増えてきた。戸塚選手はライバルより圧倒的に長い1日7時間の練習を行う。練習環境を生かした若い世代の強化も進んでいる。
