来月5日の米国大統領選挙まで1か月の節目に合わせ、トランプ前大統領は7月に銃撃を受け負傷した米国・ペンシルベニア州の現場で再び集会を開いた。暗殺未遂事件以降、初めて現場を訪れたトランプ前大統領は、「死に直面しても決して屈しない」などと訴え、強いリーダー像を再び印象付けた。7月の事件を受け、今回は演台に防弾ガラスが取り付けられるなど対策が強化された。集会には事件で亡くなった男性の家族も参加し、黙とうが捧げられた。さらにトランプ前大統領への支持を表明している実業家・イーロン・マスク氏が初めて参加し、「憲法と民主主義を守るためトランプ氏が勝たねばならない」と投票を呼び掛けた。トランプ前大統領は再選した場合「任期中に我々は火星に到達する。イーロンが約束してくれた」と明らかにした。現場を再び訪れたことで、激戦州ペンシルベニア州での支持拡大に繋げることができたのか注目される。