米国・ケネディ元大統領の甥で、11月の大統領選挙に無所属で立候補を表明していたロバートケネディジュニア氏が選挙活動を中止し共和党のトランプ前大統領を支持すると表明した。トランプ前大統領はみずからの選挙戦に大きな影響を与えると話しているが、最新の世論調査は大した影響はない可能性を示している。ケネディ氏の全米での支持率は僅か5%で今年春の12%から大きく低下している。トランプ氏は自身が返り咲いた際にケネディ氏を要職に起用する可能性があるとも述べ協力して子どもの慢性疾患を研究するため政府の諮問機関を創設すると約束している。ケネディ氏は長年、ワクチンに懐疑的で医療に関する誤った持論をネット上で共有している。ケネディ氏の陣営によるとケネディ氏はハリス副大統領にも支持表明と引き換えに要職への起用を話し合うため面談を要請したとのことだが、ケネディ氏本人は否定している。ハリス副大統領とトランプ前大統領は勝敗を左右する可能性のある両党の勢力がきっ抗する重要な州に焦点を絞っている。今週、ハリス氏とウォルズ氏はジョージア州をバスで遊説。トランプ氏はミシガン、ウィスコンシンペンシルベニアの各州に向かう。ハリス陣営は、民主党の党大会の週に8200万ドル以上先月、選挙キャンペーンを始めてから合わせて5億ドル以上の資金を集めたとしている。