ドジャース4連勝でワールドシリーズ制覇か、それとも3連敗のヤンキースの逆襲が始まるのか。ついに迎えた大一番、この舞台に立つためにドジャースに移籍した大谷選手の第1打席は顔面スレスレの際どい打球からのショートフライ。しかしその後ベッツ選手が2ベースヒットを放つと絶好調のフリーマン選手がワールドシリーズ史上初、初戦から4戦連発となる2ランホームランを放ち、早々に2点を先制した。しかしその裏、ドジャースの攻撃で事件が起きる。先頭打者のトーレス選手が放ったライト方向へのフライをベッツ選手がキャッチしたその時、スタンドのヤンキースファンがベッツ選手のグラブからボールを奪い取ろうと掴みかかった。ケガにも繋がりかねない行為に騒然とするスタジアム。その後、ヤンキースが1点を返し、さらに迎えた3回にヤンキースが2アウト満塁のチャンスを作るとボルピー選手が満塁ホームランを放ち、一気にヤンキースが逆転に成功した。しかしドジャースは5回、スミス選手のホームランで1点を返し反撃の狼煙を上げると、ランナーを1塁に置いて迎えた大谷選手の第3打席、シリーズ2本目・左肩負傷後初ヒットを放ちつなげると、フリーマン選手のセカンドゴロの間にランナーが生還しヤンキースに1点差まで詰め寄った。しかし終盤、ヤンキースが着実に追加点を重ね、最後はダメ押しの一発で勝負を決めた。ホームラン5本が飛び出す乱打戦を制したヤンキースがシリーズ待望の1勝をあげて踏みとどまった。ドジャースはあす、悲願の優勝を掴むことはできるのか。