トランプ次期大統領の肝煎り組織「政府効率化省」のトップに就任するイーロンマスク氏。大規模な人員削減などで年77兆円超の政府支出カットを目指す。マスク氏らが20日に寄稿したウォールストリートジャーナルでは人員削減のために連邦政府職員の在宅勤務を禁止する方針を打ち出している。マスク氏らに対し米国連邦政府職員の労働組合は弁護士をそろえ人員整理に対抗する準備をしている。トランプ次期大統領の政権移行チームは気候変動対策の国際的な枠組み「パリ協定」から再び離脱する考えを示している。移民局職員・マイケルノウルズさんは今の時点でも人手不足だと主張する。いずれも職場の人員削減の不安に苛まれている。スケジュールFとはトランプ氏が1期目の任期が終わる直前に出した大統領令で連邦政府職員の解雇を容易にするもの。バイデン大統領が無効にしたが、トランプ氏はスケジュールFの復活を目指していると言われている。
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